アメリカで、日本の野菜を育てる日記

アメリカの市民菜園で、日本の野菜を育てます。アメリカや世界中の野菜にも挑戦するよ!オーガニックやサステイナブルな生活にも興味あり。

【ミミズコンポスト3日目】やっぱり、ダメかもわからんね…

【前回までのあらすじ】

胸を膨らませて始まったミミズとの新生活(はぁと)。しかし、現実は、夢見たようには行かず、思ったよりワイルドなミミズたちに戸惑う主人公ジュリー(アラフォー)。衝突などを経て、ようやく、ミミズたちも新しい生活に慣れてきたかのように思うが……?


「早くみーくんに会いたい…っ。餌あげなくっちゃ…!」

ジュリーは、小走りにバルコニーへと走り、網戸に手をかけた。

「…ッ?」

一瞬、手が止まる。

ベランダの床に無数のミミズが見えた気がしたのだ。…がそれは見間違いだった。

(大丈夫!みーくん、やっと新しい家に慣れてくれたはずだもん!)

微かな胸の高鳴りと共に蓋を開けたジュリー。

ぎやぁーーーーーーー!

まただよ!また!蓋に、ミミズが、群がってるよ!

…ミミズめぇ!

このっ!このっ!

えい!えい!えい!

↑外に溢れそうなミミズを中に押し込んでいる。

ぜぇぜぇぜぇ。

なんなの、この人(←ミミズ)たち?

何が不満なの?

ココナッツ繊維とピートモスに、砕いた卵の殻と言うふっかふかのベッド材。

適度な湿り気。

たっぷりの空気穴と風通しのよい日陰。

ミミズたちにとって、最高の居心地じゃないの?

もう、知らないっ!

半ば不貞腐れて眠りについたジュリー。

……

………

翌朝。

全てを忘れ、幸せな惰眠を貪っていた彼女の耳に、切り裂くような悲鳴が飛び込んできた!

「ぎゃー!!!ちょっとー!ミミズがベランダ中に脱走してるんだけどー(怒)」

……わたし、もう、ダメかもしれません。

待て、次号!

(続く…かも?)